採用動画の費用相場|種類別の料金と予算別の始め方

採用動画の費用相場|種類別の料金と予算別の始め方
採用動画の費用相場を種類別に解説。製造・物流・ホテル業の実例と予算別プランも紹介。自社に合った予算感がわかります。

「採用動画を検討しているが、費用がどれくらいかかるのかわからない」。求人広告に毎月コストをかけている中で、動画にどこまで予算を割くべきか判断がつかない方も多いのではないでしょうか。

採用動画の費用は、種類や目的によって30万円から150万円以上まで幅があります。この記事では、費用の決まり方・種類別の相場・現場産業4社の実例をもとに、自社に合った予算の考え方を解説します。

▶︎ お問い合わせはこちら

採用動画の費用は何で決まるのか

採用動画の見積もりを比較する前に、費用がどう決まるかを理解しておくと判断がしやすくなります。費用に影響する要素は大きく3つあります。

目的で費用レンジが変わる

採用動画の目的は、大きく分けて3つのパターンがあります。

  • 認知を広げたい: YouTube・SNS向けの短尺動画。求職者に「こんな会社がある」と知ってもらうのが目的
  • 面接辞退・内定辞退を減らしたい: 社員インタビューや職種紹介動画。面接前に見てもらい、企業理解を深める
  • ミスマッチを防ぎたい: 現場密着動画。仕事のリアルな日常を見せて、入社前後のギャップを減らす

認知目的の短尺動画なら10万〜50万円の範囲に収まることが多く、1日密着動画なら40万〜120万円が目安です。「何のために作るか」で費用のレンジが決まります。

尺と本数で費用が変わる

動画が長くなるほど、撮影時間と編集工数が増えるため費用は上がります。

尺の目安主な用途費用への影響
30秒〜1分SNS・サイトのファーストビュー撮影・編集ともにコンパクト
2〜3分社員インタビュー・職種紹介標準的な制作ボリューム
5分以上現場密着・会社紹介(フル版)撮影日数・編集量ともに増加

ただし、「長い動画1本」よりも「短い動画3本」のほうが費用対効果が高い場合もあります。1本の長い動画は途中で離脱されるリスクがありますが、短い動画を用途別に分ければ、それぞれの場面で活用できます。

制作体制で費用が変わる

誰が作るかによっても費用は大きく異なります。

制作体制費用の目安メリットデメリット
自社内製数万円〜(機材・ソフト代)コストを抑えられるクオリティが担保しにくい
フリーランス10万〜50万円柔軟な対応が可能企画・構成は自社で考える必要がある
制作会社30万〜150万円以上企画から撮影・編集まで一括で任せられる費用は最も高い

制作会社に依頼する場合の費用は、一般的に「ディレクション費」「企画費」「撮影費」「編集費」の合算で構成されます。ディレクション(全体の進行管理・方向性の設計)と企画(構成・台本)に費用がかかる分、費用は高くなります。その代わり、「何を伝えるか」の設計から任せられるのがメリットです。

採用動画の効果や必要性については、採用動画の効果をデータと事例で検証した記事で詳しく解説しています。制作の具体的な流れは採用動画制作の流れと手順も参考にしてください。

種類別の費用相場

ここでは、採用動画の代表的な4種類について、費用相場を解説します。金額は動画幹事・moovy等の制作会社比較サイトや各制作会社の公開情報を参考にした、制作会社に外注した場合の相場です。

社員インタビュー動画(30万〜80万円)

社員に仕事内容ややりがいを語ってもらう形式の動画です。採用動画の中で最もスタンダードな種類で、制作費も比較的抑えやすいのが特徴です。

  • 撮影: 社内で1日(1〜2名のインタビュー撮影+業務風景のインサート撮影)
  • 編集: インタビューの切り出し+テロップ+BGM
  • 尺の目安: 2〜3分

費用が30万〜80万円の幅になるのは、出演者の人数、撮影場所の数、編集の作り込み度合いによって工数が変わるためです。1名・1拠点なら30万円台、複数名・複数拠点なら60万〜80万円が目安です。

YouTube密着動画(40万〜120万円)

社員の1日に密着し、朝の出勤から退勤までの流れを追うYouTube向けの長尺動画です。求人票では伝わらない「現場の空気感」をそのまま届けられるため、現場産業の採用では特に効果的です。

  • 撮影: 1日(朝から終業まで密着するため丸1日かかる)
  • 編集: 撮影素材が多く、構成・カット編集に工数が必要
  • 尺の目安: 15〜30分

後述のYouTube採用動画(対談・Q&A等)と同じYouTubeコンテンツですが、撮影が丸1日かかり編集量も多いため、費用は高くなります。その分、仕事内容・職場の雰囲気・社員同士のやりとりまで映像で伝えられるため、入社後のミスマッチ防止に直結します。

会社紹介動画(50万〜120万円)

企業の事業内容・理念・職場環境を総合的に紹介する動画です。採用サイトのトップページやファーストビューに配置されることが多く、企業の第一印象を左右します。

  • 撮影: 1〜2日(オフィス・現場・社員インタビューなど複数カット)
  • 編集: モーショングラフィックス(テキストアニメーション等)を入れる場合は追加工数
  • 尺の目安: 2〜4分

ナレーション収録やモーショングラフィックスを加えると費用は上がります。シンプルに社員の声と現場映像で構成する場合は50万〜80万円、演出を加える場合は80万〜120万円が目安です。

YouTube採用動画・対談・Q&A等(10万〜50万円)

YouTubeチャンネルで定期的に発信する採用コンテンツです。対談、Q&A、社内紹介など、撮影・編集ともにコンパクトな企画が中心です。

  • 撮影: 半日〜1日(1本あたり)
  • 編集: テロップ・BGM中心のシンプルな編集
  • 尺の目安: 5〜15分

1本あたりの費用を抑えられるため、複数本をシリーズとして制作しやすいのが特徴です。3〜5本をまとめて依頼すれば、1本あたりの単価はさらに下がります。「まず1本作ってみたい」という場合にも始めやすい形式です。

現場産業4社の制作事例と費用感

ここからは、StokedBaseが実際に制作に関わった4社の事例を紹介します。具体的な制作費用は案件ごとに異なるため金額は記載しませんが、前章の相場表のどの範囲に該当するかを示します。

榛木金属工業(製造業)— YouTube採用動画

榛木金属工業株式会社は、大阪で100年近く金属加工を手がける企業です。社員密着動画と工場見学動画の計4本を制作しました。

制作内容:

  • 社員密着動画(日々の業務や働き方を追った構成)
  • 工場見学動画(プレス加工の現場をそのまま見せる構成)

費用感: YouTube密着動画カテゴリ(40万〜120万円/本)に該当。4本をまとめて制作することで、1本あたりの単価を抑えています。

この事例のポイント: 製造業の現場はテキストでは伝わりにくい仕事です。プレス機が金属を成形する迫力、職人の手元の動き。映像にすることで「この現場で働く自分」を想像できる材料を提供しています。

実績詳細: StokedBase 制作実績 榛木金属工業

シンワ・アクティブ(物流業)— ブランド動画+YouTube運用+採用サイト

シンワ・アクティブ株式会社は、大阪を拠点に総合物流事業を展開する企業です。ブランド動画の制作に加え、YouTubeチャンネルの運用、採用サイトの制作まで一貫して携わりました。

制作内容:

  • ブランド動画(企業の価値観と姿勢を映像で表現)
  • 採用YouTubeチャンネルの運用(社員密着・対談形式の動画を継続配信)
  • 採用サイト制作(動画と写真を活用した採用特化のWebサイト)

費用感: 動画単体ではなく、映像+Web+写真を組み合わせたプロジェクトです。会社紹介動画(50万〜120万円)+YouTube採用動画(10万〜50万円/本)+Web制作を含む複合型の構成になっています。

この事例のポイント: 単発の動画ではなく、採用プロセス全体を映像でカバーする設計にしたことです。求職者が最初に目にする採用サイトから、社員密着のYouTubeコンテンツまで、情報収集の各段階に対応するコンテンツを配置しています。

実績詳細: StokedBase 制作実績 シンワ・アクティブ 採用サイト

東武ホテルマネジメント(ホテル業)— 職種紹介動画+ファーストビュー動画

株式会社東武ホテルマネジメントでは、採用向けの職種紹介動画と、採用サイトTOPのファーストビュー動画を制作しました。

制作内容:

  • 職種紹介動画(複数職種の社員インタビューを軸に、リズム感のあるカット構成)
  • 採用サイトTOPファーストビュー動画(ホテルブランドの品格と華やかさを表現した短尺映像)

費用感: 社員インタビュー動画(30万〜80万円)+会社紹介動画(50万〜120万円)の組み合わせに該当します。2本をまとめて制作することで、撮影日をまとめる等の効率化が可能です。

この事例のポイント: ホテル業は「フロント」のイメージが先行しがちですが、実際にはレストラン、宴会、管理部門など多様な職種があります。複数の職種にスポットを当てることで、求職者が「ホテルで働く」のイメージをフロントだけでなくバックヤードまで含めて具体化できるようにしました。

実績詳細: StokedBase 制作実績 東武ホテルマネジメント 職種紹介動画

クリエイトエス・ディー(小売業)— ブランド動画+インタビュー動画

株式会社クリエイトエス・ディーは、ドラッグストア事業を展開する企業です。採用サイト向けのブランド動画と社員インタビュー動画を制作しました。

制作内容:

  • 採用サイトTOPブランド動画(ドローン映像を冒頭に配置し、スタッフの業務風景を温かみのある色味で表現)
  • 採用インタビュー動画(社員のリアルな声を引き出すインタビュー+インサート映像)

費用感: 会社紹介動画(50万〜120万円)+社員インタビュー動画(30万〜80万円)の組み合わせに該当します。

この事例のポイント: インタビュー動画では、事前に質問項目を人事担当と整理した上で、回答は社員に自由に話してもらう形式を取りました。台本を読み上げる形式だと「言わされている感」が出てしまいます。社員が自分の言葉で語ることで、求職者が「この人と一緒に働くんだな」と感じられるリアリティを重視しています。

実績詳細: StokedBase 制作実績 クリエイトエス・ディー インタビュー動画

「映像制作」と「YouTube動画」で費用感が変わる理由

採用動画を検討する際に知っておきたいのが、「映像制作(ブランディング映像)」と「YouTube動画」の違いです。見た目は同じ「動画」ですが、制作の考え方と費用構造が異なります。

ブランディング映像の役割と費用構造

ブランディング映像は、採用サイトのファーストビューや会社説明会で使う、企業の世界観を伝えるための映像です。

  • 費用の目安: 50万〜150万円
  • 撮影: 1〜2日。照明・構図・色味を計算した撮影が必要
  • 編集: カラーグレーディング(映像の色調整)、モーショングラフィックス、ナレーション等を加える
  • : 30秒〜3分程度

費用が高くなる理由は、「見せ方」への工数が大きいからです。伝える情報量よりも、映像としての完成度・ブランドイメージの表現に重点を置きます。

YouTube動画の役割と費用構造

YouTube動画は、対談やQ&Aなどの短尺企画から、1日密着のような長尺コンテンツまで含みます。

  • 費用の目安: 10万〜120万円/本(対談等は10万〜50万円、密着は40万〜120万円)
  • 撮影: 半日〜1日。自然光やその場の環境光で撮影することが多い
  • 編集: テロップ・BGM中心。編集のスピードを重視
  • : 5〜10分程度

費用を抑えられる理由は、映像の「完成度」よりも「伝える情報の量と質」を優先するからです。照明を作り込む代わりに、社員の自然な表情を優先する。カラーグレーディングに時間をかける代わりに、テロップで情報を補足する。このように「何に工数をかけるか」の優先順位が違います。

どちらから始めるべきか

結論として、予算が限られている場合はYouTube動画から始めるのが現実的です

理由は3つあります。

  1. 1本あたりの費用が安い: 10万〜50万円で始められる
  2. 複数本作りやすい: 職種別、部署別に分けて制作できる
  3. 効果検証がしやすい: YouTubeの再生数・視聴維持率で反応がわかる

ブランディング映像は、YouTube動画で採用コンテンツの効果を実感してから検討しても遅くありません。「まず動画を1本作ってみる」なら、YouTube動画が最も始めやすい選択肢です。

求人広告と比べた費用対効果の考え方

「動画を作る予算があるなら、その分を求人広告に回したほうが確実では?」。こう考える方もいるかもしれません。ここでは、求人広告と採用動画の費用構造の違いを整理します。

費用構造の違い:掲載ごと vs 一括投資

求人広告と採用動画は、費用のかかり方が根本的に異なります。

項目求人広告採用動画
費用の性質掲載ごとに費用が発生(ランニングコスト)制作時に一括(初期投資)
使用期間掲載期間のみ(1〜4週間が一般的)一度作れば数年単位で活用可能
掲載終了後コンテンツは消える手元に残り、繰り返し使える

たとえば求人広告に月15万円をかけている場合、年間で180万円の支出です。掲載が終われば、そのコンテンツは消えます。一方、同じ予算で複数本の採用動画を制作すれば、2〜3年にわたって活用できます。

活用場面の違い:媒体限定 vs 複数展開

求人広告は、掲載先の媒体でしか見られません。一方、採用動画は複数の場面で使えます。

  • 採用サイトのトップページに配置
  • Indeedなど求人媒体のページに埋め込み
  • 会社説明会や面接前に視聴してもらう
  • YouTubeチャンネルで継続発信
  • SNSで拡散

使う場面が増えるほど、1回あたりのコストは下がっていきます。特に年間を通じて採用を行っている企業にとっては、長期的なコストメリットが出やすい手段です。

採用コスト全体で考える

費用対効果を考える際に見落としがちなのが、採用後のコストです。

エン・ジャパンの調査(2025年、n=291社)によると、早期離職の要因1位は「仕事内容のミスマッチ」(57%)です。
出典: エン・ジャパン「早期離職」実態調査 2025年入社3ヶ月以内に辞められた場合、採用にかけた広告費・面接の工数・研修費が全て無駄になります。

採用動画で現場のリアルを事前に見せることは、このミスマッチを減らす手段になります。「求人広告の費用 vs 動画の費用」ではなく、「ミスマッチによる隠れコストを含めた採用コスト全体」で比較するのが適切な考え方です。

ただし、採用動画は求人広告の代わりではありません。求人広告で露出を確保し、動画で情報の深さを補う。この組み合わせが現実的な運用方法です。

製造業における採用課題の構造については製造業の採用が難しい5つの理由と対策、建設業については建設業の採用課題の詳しい分析で解説しています。

予算別の始め方

最後に、「実際にいくらの予算で何ができるのか」を3段階で整理します。自社の予算に合った始め方の参考にしてください。

30万円以内で始める場合

作るもの: YouTube採用動画 1〜2本(対談・Q&A等の短尺企画)

「まず1本作ってみたい」という場合の最初のステップです。最も採用ニーズの高い職種にフォーカスし、社員の日常や仕事の中身を伝える動画を制作します。

  • 採用サイトや求人媒体に埋め込んで活用
  • YouTubeにアップすれば、企業名で検索した求職者に見てもらえる
  • 応募数や面接辞退率の変化を検証し、次の投資判断の材料にする

まずは1本で効果を確かめてから、追加制作を検討するのが無理のない進め方です。

80万円で本格的に取り組む場合

作るもの: 社員インタビュー動画 1本 + YouTube密着動画 1本 + 短尺YouTube動画 1〜2本

職種別に複数の動画を揃え、求職者が「自分に近い職種の動画」を選んで見られる状態を作ります。

  • 社員インタビューで企業理解を深める(面接前の視聴を案内)
  • YouTube動画で「この会社で働く日常」を発信
  • 採用サイトに動画を組み込み、情報の厚みを持たせる

この予算帯なら、複数本をまとめて制作することで1本あたりの単価を下げられます。撮影日を1〜2日にまとめる、同じ場所で複数の企画を撮るなどの工夫で効率化が可能です。

150万円以上で採用導線を一括設計する場合

作るもの: ブランディング映像 + 社員インタビュー + YouTube動画 + 採用サイト連動

採用プロセス全体を映像でカバーする設計です。前述のシンワ・アクティブの事例のように、採用サイト・YouTube・ブランディング映像を一貫したトーンで制作し、求職者が情報収集する各段階に対応するコンテンツを揃えます。

  • 採用サイトのファーストビューにブランディング映像を配置
  • 職種別のインタビュー動画で企業理解を促進
  • YouTubeで継続的にコンテンツを追加し、「指名検索」での流入を増やす

この規模のプロジェクトでは、「何を作るか」だけでなく「どう配置し、どう運用するか」まで含めた設計が重要になります。制作会社に相談する際は、動画の制作だけでなく、活用の設計まで相談できるかどうかを確認してください。

採用ブランディングの考え方については、採用ブランディングの実践ガイドで詳しく解説しています。

まとめ

採用動画の費用について、種類別の相場・実例・予算別の始め方を解説しました。要点を3つにまとめます。

  1. 採用動画の費用は10万〜150万円以上まで幅がある。「目的」「尺と本数」「制作体制」の3つで費用レンジが決まる
  2. 現場産業にとって採用動画の価値は大きい。テキストでは伝わらない「現場のリアル」を届けることで、ミスマッチ防止と採用力強化につながる
  3. いきなり大きな予算を使う必要はない。まずYouTube採用動画1本から始め、効果を確認してから段階的に拡張するのが現実的な進め方

StokedBaseは映像・YouTube・Webを横断し、企画の壁打ちから撮影・編集、採用サイト制作、配信設計まで一気通貫で支援しています。費用は案件ごとに、ディレクション・企画・撮影・編集の内容に応じた見積もりを作成します。「自社の採用課題にはどんな動画が合うのか」「予算内で何ができるのか」、15分の無料相談で確認できます。まずは気軽にお問い合わせください。

▶︎ お問い合わせはこちら

▶︎StokedBaseの映像制作についてはこちら
▶︎StokedBaseの制作実績はこちら

CONTACT

お問い合わせ

お見積もりは無料で対応しております。
まずはお気軽にご相談ください。