求人動画とは?Indeed・エン転職・マイナビの媒体別スペックと作り方

求人動画とは?Indeed・エン転職・マイナビの媒体別スペックと作り方
求人動画の定義、Indeed・エン転職・マイナビ転職・dodaの媒体別スペック、応募率34%向上のデータ、15秒/30秒/60秒の構成テンプレート、費用相場までを整理しました。

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「求人媒体に求人票を出しても、クリックはされるけど応募まで進まない」「動画を載せられる求人媒体が増えたけれど、どの媒体で何ができるのか把握できていない」。求人動画の検討を始めた採用担当者の多くが、まず整理したいのは「求人媒体ごとに何が載せられるのか」という一次情報です。

この記事では、「求人媒体(Indeed・エン転職・マイナビ転職・doda等)に載せる動画」を「求人動画」と定義したうえで、媒体別の掲載スペック、応募率へのインパクト、15秒/30秒/60秒の尺別構成テンプレート、費用感までを整理します。求人媒体運用の担当者が、動画導入の可否と優先順位を判断できる粒度で書きました。

求人動画とは何か(採用動画との違い)

求人動画とは、求人媒体・求人票内に埋め込む短尺(15秒〜1分程度)の動画です。採用サイトや自社YouTubeチャンネルに載せる「採用動画」全般とは区別されます。

一般的に「採用動画」は3〜5分程度の会社紹介・社員インタビュー・密着ドキュメンタリー等を含む広い概念です。これに対し「求人動画」は、Indeedやエン転職などの求人票内に配置し、求人票と一緒に閲覧される動画に限定されます。

求人動画の3つの特徴

求人動画には以下の特徴があります。

  1. 短尺:15秒〜1分が主流。求人票を閲覧する数分の中で視聴されるため、長尺は最後まで見られない
  2. 媒体制約あり:媒体ごとに掲載方式(媒体側サービス/YouTube埋め込み/独自アップロード)が異なる
  3. 応募直結:求人票からの応募ボタンと同じページで視聴されるため、視聴後すぐ応募行動につながる

採用サイトに載せる採用動画が「認知〜比較検討」を担うのに対し、求人動画は「比較検討〜応募直前」の判断材料として機能します。

採用動画との違い(表で整理)

項目 求人動画 採用動画(広義)
掲載場所 求人媒体・求人票 採用サイト、YouTube、SNS等
尺の目安 15秒〜1分 3〜5分(長尺は10分超も)
主な目的 応募率・クリック率の改善 認知、応募、内定承諾、入社後定着
制作費用の目安 5〜50万円 30〜500万円
視聴環境 スマホ・ミュート視聴が多い PC・音声ありも一定数
情報の粒度 求人票の補足(仕事内容・現場の雰囲気) 会社全体・事業・文化

採用動画全体の効果や設計原則については、採用動画の効果とは?データと現場産業の事例で徹底検証で詳しく整理しています。本記事では求人媒体に掲載する動画に絞って解説します。

求人動画の効果|応募率とクリック率へのインパクト

求人動画を導入した求人票は、動画なしの求人票と比べて応募率が高くなる傾向があります。ただし「動画を載せれば必ず応募が増える」わけではなく、動画の内容と設計が結果を左右します。

応募率34%向上のデータ

株式会社moovyが公開した調査では、動画を取り入れた求人情報の応募率は、動画を使っていない求人情報に比べ34%高いという結果が報告されています。他調査でも「動画付き求人はテキストのみ求人と比べて応募率が1.2〜1.5倍」という数値が複数報告されています。

出典: moovy「採用動画トレンド調査2025」

数値幅(1.2倍〜1.5倍)は、業種・職種・媒体・動画の質によって変動します。「動画を載せる=応募が1.34倍」と単純化できるものではなく、あくまで「適切に設計された動画」が改善のドライバーになります。

動画付き求人が読まれる理由

求職者は限られた時間で複数の求人を比較します。テキスト情報だけで比較する場合、「仕事内容」「給与」「勤務地」の条件面が判断軸の中心になり、条件が似た求人からの選別は難しくなります。

動画があると、以下の情報が数十秒で伝わります。

  • 職場の雰囲気(人の表情、現場の様子、清潔感)
  • 実際の業務の様子(テキストでは伝わらない動きや音)
  • 現場で働く人の年代・性別・話し方
  • 会社の空気感(現代的か、古い体質か)

これらは求人票のテキストでは正確に伝えられないため、動画付き求人は「条件だけでなく雰囲気で判断したい層」に強くリーチします。

「動画があると応募する」は本当か?視聴データで検証

moovyの調査では、志望度が高い企業の動画では「1分以上視聴した」が45.5%で最多、まったく知らない企業では「30秒以上1分未満」が30.4%で優位でした。

出典: moovy「採用動画トレンド調査2025」

読み取れるのは以下の点です。

  • 志望度が固まった候補者は1分以上の視聴も許容する
  • 認知が浅い段階の求職者は30秒前後で判断する
  • 求人媒体で初めて出会う求職者に向けては、30秒前後の設計が最適解になりやすい

求人動画は「動画を作ること」より「求人票の閲覧行動に合わせた尺と内容にすること」が成果を左右します。

求人媒体別の動画仕様と使い分け

求人動画は媒体ごとに掲載方式が異なります。主要4媒体(Indeed、エン転職、マイナビ転職、doda)の対応状況を整理します。

Indeed|求人票内動画掲載の方法と2026年アルゴリズム動向

Indeedでは、直接投稿型の求人には動画掲載機能が限定的で、自社採用ページからのクローリング(Indeed PLUSや採用サイト連携)経由で動画を含む求人情報を掲載する形が主流です。採用サイトに動画を埋め込み、その求人ページをIndeedがクロールする形になります。

Indeedは2026年3月に求人掲載ポリシーとアルゴリズムを改定し、求人情報の信頼性向上と応募率向上を軸とした変更を行っています。動画そのものの直接掲載枠は限定的ですが、求人票のクオリティ評価軸に「情報の充実度」が入るため、動画リンクや埋め込みを持つ求人ページの評価が相対的に上がる可能性があります。

出典: イオレ「【2026年3月改定】Indeedの求人掲載ポリシー変更点」

運用のポイント:Indeed経由で動画を活用したい場合、まず自社の採用サイトに求人動画を埋め込み、そのページをIndeedにクロールさせる設計が現実的です。

エン転職|動画ムービー求人サービス

エン・ジャパンは、エン転職の求人票内に動画を追加できる「動画ムービー」サービスを提供しています。求人票と一緒に動画が表示される仕組みで、掲載オプションの一つとして選択できます。

出典: エン・ジャパン「動画ムービー求人サービス」

エン転職は求人票のフォーマットが標準化されているため、動画は求人票の閲覧フローの中で自然に視聴される導線が確保されています。

マイナビ転職|求人ハイライトムービー(30秒)

マイナビ転職は「求人ハイライトムービー」という30秒の動画サービスを提供しています。求人情報のオススメポイントを30秒に凝縮した動画で、求人媒体側のフォーマット(30秒)が明確に定義されているのが特徴です。

出典: マイナビ転職「求人ハイライトムービー」

30秒という短尺仕様は、求人媒体で動画を検討する際の一つの指標になります。マイナビ側で制作パートナー(リチカ等)と連携する形もあり、「動画制作の外注先を自分で探さなくても媒体経由で用意できる」オプションがあります。

doda・Wantedly・その他媒体

  • doda:求人票への動画埋め込みは媒体プランによって異なります。企業ページや採用サイト連携で動画を出すことが可能です
  • Wantedly:ストーリー機能や会社ページに動画を掲載可能。求人票と紐づけて表示できます
  • 求人ボックス・スタンバイ:クローリング型のため、自社採用サイトの動画がそのまま連動します
  • バイトル・タウンワーク:媒体側で動画掲載枠を提供している職種・プランがあります

媒体別スペック比較表(主要4媒体)

媒体 動画掲載の方式 尺の目安 特徴
Indeed 採用サイト連携・クローリング型が中心 制約なし(採用サイト側の動画に依存) 動画そのものより「求人情報の充実度」評価に寄与
エン転職 媒体側の動画ムービーサービス 媒体仕様に準拠 求人票の閲覧フロー内に動画が組み込まれる
マイナビ転職 求人ハイライトムービー(30秒) 30秒 尺が明確。制作パートナー連携あり
doda プランによる(企業ページ・採用サイト連携) プラン依存 プラン選択時に動画対応の可否を確認

運用の判断軸:媒体を絞って集中投下するか、自社採用サイトに動画を配置して複数媒体からのクローリングで横展開するか。運用中の媒体構成に応じて選びます。

求人動画の種類(求人媒体で機能する4パターン)

採用動画には多数の種類がありますが、求人媒体の短尺枠で機能するのは以下の4パターンです。採用動画の種類全体は採用動画の事例を種類別に紹介にまとめています。

1. 仕事紹介ダイジェスト(15〜30秒)

「1日の仕事の流れ」を早回しで見せる形式。工場・倉庫・店舗・現場作業など、テキストで伝えづらい業務内容を持つ職種に向いています。ナレーションなしでも成立するため、ミュート視聴に強い。

2. 現場社員1人紹介(30〜60秒)

現場で働く1人の社員が「業務内容」「入社の決め手」「1日の流れ」を短く語る形式。求職者が「同じ立場の人がどう働いているか」を確認できるため、応募判断の心理的ハードルが下がります。

3. 代表・現場責任者メッセージ(30秒)

会社の方向性や求める人材像を、代表または現場責任者が短く語る形式。求人票では伝わらない「人柄」「本気度」が伝わります。ただし尺が長くなると離脱率が上がるため30秒以内に抑えます。

4. 現場ダイジェスト(15秒)

現場の様子・設備・チームの雰囲気を、カット割りで15秒に凝縮した形式。BGMのみで音声を使わず、字幕で情報を補足する構成が多い。SNS広告の縦型動画にもそのまま流用できます。

いずれも「求人票の補足として、条件では伝わらない情報を届ける」役割です。長尺の会社紹介動画やドキュメンタリー動画は、求人媒体の枠には収まりません。密着型の動画作りについては密着動画の作り方を参考にしてください。

求人動画の作り方|尺・構成・撮影のコツ

求人動画は、採用動画全体と比べて「尺が短い」「求人票の補足として機能する」「ミュート視聴が多い」という条件で設計します。制作フロー全体は採用動画の制作フローで解説していますが、ここでは求人媒体対応に絞ったポイントを整理します。

尺の目安(15秒・30秒・60秒の使い分け)

用途 構成の目安
15秒 現場ダイジェスト・SNS広告連動 カット3〜5点、BGMのみ、字幕で情報補足
30秒 求人媒体標準(マイナビ求人ハイライトムービー等) 冒頭2秒+本編20秒+締め8秒
60秒 社員1人紹介・志望度高い層向け 導入10秒+本編40秒+締め10秒

30秒が最も汎用性が高く、求人媒体標準として広く採用されています。「まず1本作る」場合の推奨は30秒です。

構成テンプレート(冒頭2秒で目を止める)

求人動画で最も重要なのは冒頭2秒です。求職者は求人票を流し見しながら動画のサムネイル・冒頭を確認し、興味を持ったものだけ視聴を続けます。

30秒動画の推奨構成:

  • 0〜2秒:フック(現場の一番の見せ場、意外性のあるシーン、社員の印象的な表情)
  • 2〜10秒:仕事内容の骨子(何をする仕事か、どんな環境か)
  • 10〜22秒:具体シーン(社員の動き、設備、チームの雰囲気)
  • 22〜30秒:締め(会社名、応募への一言、代表または社員の顔)

「会社ロゴから始まる」「代表挨拶から始まる」構成は離脱率が高くなります。冒頭は「求職者が知りたい情報」から始めます。

撮影・編集のコツ

  • 音声はミュート前提で設計する:BGMと字幕で伝わる構成にする。ナレーションは補足扱い
  • 字幕はスマホで読める大きさ:文字サイズを大きくし、要点だけを載せる
  • 縦型対応を検討する:SNS広告への転用を想定するなら、9:16の縦型でも成立する撮影を行う
  • 色調・明るさを整える:暗い現場や逆光は「働きにくそう」に見える。撮影時に照明を確保する
  • 社員の表情を撮る:業務の説明よりも「働いている人の表情」が応募判断に影響する

求人票と動画の役割分担

求人票と動画は別のメディアとして機能させます。

  • 求人票:条件面(給与・勤務地・福利厚生・応募資格)を正確に記載
  • 動画:条件では伝わらない「雰囲気・人・現場」を届ける

両者が矛盾しないよう、求人票の文言と動画の内容を制作前にすり合わせておきます。「求人票では『若手中心の職場』と書いてあるのに、動画には50代しか映っていない」といった不整合は応募辞退の原因になります。

求人動画の費用感

求人動画の費用は、制作方法によって大きく3段階に分かれます。採用動画全体の詳細な費用相場は採用動画の費用|種類別の相場と予算別の始め方にまとめています。求人動画(媒体対応の短尺)に絞った目安は以下です。

制作方法 費用の目安 適したケース
内製(スマホ撮影+無料編集ソフト) 0〜5万円 少量・トライアル・複数職種の量産
外注(簡易編集・素材提供) 5〜30万円 撮影は自社、編集のみ外注
外注(撮影+編集フル対応) 30〜100万円 高品質・複数媒体展開・長期運用
求人媒体経由(マイナビ求人ハイライトムービー等) 媒体プランに含む/別料金 媒体運用と一体で発注したい

30秒〜1分の求人動画は、採用動画全体(3〜5分の会社紹介動画等)と比べて撮影・編集の工数が少ないため、費用も低く抑えられます。「まず1本作って効果を試す」という段階なら10〜30万円レンジで始められる選択肢が現実的です。

費用を抑えるコツ

  • 求人動画を単発で作るのではなく、採用サイト用の長尺素材を撮影する日にまとめて短尺版を編集する
  • 職種ごとに動画を分けるのではなく、共通部分(会社紹介)+職種別カット(現場シーン)で構成する
  • 内製で試してから外注に切り替える判断もある(内製で反応が確認できた尺・構成を外注に依頼する)

業界別の傾向|求人動画が効くケース・効きにくいケース

求人動画の効果は業界によって差があります。

効果が出やすい業界

  • 製造業:工場・作業環境がテキストでは伝わりにくい。求人動画で現場の清潔さや設備の新しさを見せると応募率が動きやすい
  • 物流・運送:ドライバー・倉庫作業の実際の動きが応募判断に直結する
  • 建設:現場の規模感・チーム構成が動画で伝わる
  • 介護・医療:働く人の表情・利用者との関係性が動画で伝わる。テキスト情報だけでは判断しづらい
  • 小売・飲食:店舗の雰囲気・スタッフの年齢層が視覚で伝わる

いずれも「テキストの求人票では伝わりにくい要素が応募判断の中心にある業界」です。製造業の実例は製造業の採用動画事例にまとめています。

効果が出にくいケース

  • ホワイトカラー職種(オフィス勤務・PC作業中心)で、業務が視覚的に単調な場合
  • 職場環境が特殊でない業界(一般的なオフィスワーク)
  • 求人票の条件面(給与・福利厚生)が応募判断の主軸になる職種

これらのケースでは、求人動画より求人票の記載改善・スカウト経由・自社採用サイト強化の優先度が高くなります。

求人動画でよくある失敗パターン

求人動画で成果が出ない典型パターンを4つ整理します。

1. 尺が長すぎる(3分超)

「せっかく動画を作ったから長く見せたい」と3分〜5分の動画を求人媒体に載せると、離脱率が急上昇します。求人媒体での動画視聴は「求人票を読む合間の数十秒」であり、長尺は最後まで見られません。求人動画は30秒〜1分に抑えます。

2. 「会社案内動画」を求人媒体に流用する

会社案内動画・ブランディング動画は、求職者ではなくクライアント・株主・パートナー向けに設計されています。これを求人媒体に流用すると、「求職者が知りたい情報(仕事内容・現場・人)」がなく、応募率は上がりません。求人動画は求人媒体・求人票を前提に別途設計します。

3. 音声前提の設計になっている

多くの求職者は電車内・オフィス・自宅でスマホをミュートにして視聴します。ナレーション主導・音声必須の設計だと情報が伝わらず、音声なしで視聴した求職者は途中離脱します。BGM+字幕で完結する構成が求人動画の基本形です。

4. 求人票の情報と動画の情報が矛盾する

求人票で「20〜30代中心の職場」と書いてあるのに、動画には50代の社員しか映っていない。求人票で「未経験歓迎」と書いてあるのに、動画では専門用語が飛び交う。こうした矛盾は応募辞退・面接辞退の直接的な原因になります。制作前に求人票の文言と動画の内容をすり合わせます。

まとめ|求人動画は「媒体に合わせた短尺設計」で応募率が変わる

求人動画は、採用動画全体と切り離して「求人媒体に載せる短尺動画」として設計するのが成果への近道です。要点は以下の3つです。

  1. 求人動画は30秒前後が最適解:15秒(現場ダイジェスト)/30秒(媒体標準)/60秒(志望度高い層向け)から用途に応じて選ぶ
  2. 媒体ごとに掲載方式が異なる:Indeedは採用サイト連携、エン転職は動画ムービー、マイナビ転職は求人ハイライトムービー(30秒)。運用中の媒体構成に合わせて選ぶ
  3. 求人票との役割分担が前提:求人票は条件、動画は雰囲気・人・現場。両者を矛盾なく設計する

ストークベースでは、現場産業(製造・物流・建設・小売)の求人動画・採用動画の制作実績があります。求人媒体向けの短尺動画から自社採用サイト向けの長尺動画まで、既存の運用媒体に合わせて設計しています。

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